資産性の高さも魅力の都心の住まい
前回このコーナーで、都心に住むことのメリットを少しお話させていただきました。
今回はそのメリットの中でも、ちょっと難しい「資産性」についてお話させていただきます。
不動産の世界には「リセールバリュー」という言葉があります。
リセールバリュー(Resale Value)とは、取得した財産を再び売却したときの価値のことで、資産価値を表すものです。「Resale」には再販、「Value」には価値という意味があります。不動産のほか、中古車の売却でも用いられている言葉です。
リセールバリューは、取得価格に対する再販価格から算出しますが、不動産では新築時の価格を100とした割合による価格維持率で示されたりします。
都心立地の住宅は、郊外の住宅と比べて、一般的にこのリセールバリューが高くなります。
なぜでしょうか?
まず第一に、購入費用に占める土地代と建物代の比率の問題があります。
仮に、同じ5000万円で郊外と都心で家を購入した場合で考えてみましょう。
- 郊外の家は土地代が安く、建物が大きい分建物価格が大きい。(例えば2000万円+3000万円)
- 都心の場合は土地代が高く、コンパクトな分建物代は小さい。(例えば3500万円+1500万円)
それに対して、年とともに建物部分の資産価値は低下しますが、土地には安定した資産価値が見込めるので、都心の住宅の方が価格が維持され安い、ということになります。
また、リセールバリューに大きく影響するといわれるのが、中古市場での人気を左右する立地。エリアや最寄り駅の路線、駅からの距離などの条件で、売却できる可能性が大きく変わります。
また、希少性も大きなポイント。
郊外の駅なら、そこから徒歩10分圏内に家を建てる土地もたくさんありますが、都心の駅では、土地がないから家が建てられない。だから、中古住宅の購入ニーズも高いわけです。
郊外に建つ大きな家を「豪邸」などと言いますが、資産価値という点で考えれば、都心の土地こそが大きな強味を持ってきます。将来の住み替えや、お子さまに資産を残すことを考えるなら、多少狭くても都心の土地で。
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