15坪以下の都内の土地に住宅を建てたいというニーズが、最近特に増えています。この15坪以下の小さな土地に建つ住宅を「狭小住宅」といいます。私たちはお客様の理想を限りなく叶える狭小住宅を実現するため、狭小住宅に特化したノウハウを数多く保有しているハウスメーカーです。一般住宅と狭小住宅の施工上の違いは何かとよく聞かれます。たんに一般住宅をコンパクトにつくればいいと思いがちですが、それほど単純ではありません。狭い土地に建てるゆえ、さまざまな制約があり、一般住宅よりも技術を要します。

例えば外壁を貼る際、一般住宅でしたら外側から貼ることができます。ところが隣家との距離が近い狭小住宅では、現場の状況により、外壁を内側から貼るといった特殊な工程が採用されることもあります。配管工事でしたら、通常は建物が完成してから行いますが、狭小住宅では道路と建物とのスパンが狭いので、建物を建てる前に配管をつなぐ工程が必要になります。こうした効率的な施工順序を想定しながら、工程を管理するのが施工管理の仕事です。時にはパズルのような作業工程を組み立てなくてはいけない時もあります。しかしそういった難しい案件をクリアした時こそ、プロの仕事人としての達成感と充実感が味わえます。スムーズに現場を動かす秘訣は、仲間との情報交換です。私の場合、この仕事を通してコミュニケーションスキルを磨くことができました。

BLISSには他社ではできない難しい案件や、逆にBLISSさんだからぜひお願いしたいという案件が持ち込まれます。「よしやってやろう」と、そんな気持ちを高められる仕事がとても多いと思います。竣工した住宅を目の前にして喜ぶお客様の姿を見ると、ひときわ嬉しさが込み上げてきます。プロの誇りを持って仕事に臨めるうえ、とてもやりがいを感じられる仕事です。経験者はもちろん、完全未経験者でも先輩方が丁寧に仕事を教えますので安心して飛び込んできてほしいですね。

BLISSには新卒で営業志望として入社しました。通常、営業職は契約を取ることがおもな仕事なのですが、BLISSではそれだけにとどまりません。私は現在、間取りや仕様の打合せに加え、一般のエンドユーザー以外にも、土地の売主業者との企画にも携わっています。要望をヒアリングし、その土地にどのような建物を建築すれば販売できるかといった企画を提案しています。ひとつの物件に対して1年以上にわたってお付き合いしていくケースが珍しくありません。

一般的な営業職でしたら、契約をとれた時が最も手ごたえを感じる瞬間だと思います。しかし私の場合、契約時は当然ながら、お客様に物件を引き渡して喜んでもらえた時に、最高の手ごたえを感じます。もちろん入社当初から幅広い仕事に携わっていたわけではありません。経験を積む中で少しずつ仕事が広がり、ステップアップしながら今に至ります。また、設計から施工、引き渡しまでのスケジュール管理も私の仕事です。BLISSでは、さまざまな局面に関われるため、ルーティンな仕事にならず常に刺激的です。逆にルーティンワークだけで十分、という人には不向きな職場かもしれません。自分が成長していく過程にやりがいを感じられる人にとっては最高の職場だと思います。私はいろいろ挑戦したい性格だったので、BLISSがぴったりフィットしました。こうした幅広い経験は決して無駄にはならないと思います。もしもこの先、別の職場や違う分野に羽ばたく時が来ても、必ず自分のプラスになるはずです。BLISSは自分を成長させてくれる場所ですね。

社内の雰囲気は風通しがよく、若い世代が多いせいか和気あいあいとしています。仕事をしていても個人で向き合っている感覚よりも、チームで盛り上げて頑張っていこうという団結力を感じます。だからスキルを高め合える仲間が増えることは大歓迎。自分の今後の成長も含めて、とても楽しみです。

狭くても都内に家を持ちたい。そう考えるお客様が年々増え続けています。BLISSでは1年間に手掛けている注文住宅は約300棟にのぼりますが、そのうち約240棟が狭小住宅です。実に8割にものぼる数字になります。もちろんBLISSが狭小住宅の設計・施工を得意とする専門の建築会社であるからこそ、多くの注文依頼があるのですが、まちがいなく狭小住宅はひとつのジャンルとして成熟し、確立していると思います。

BLISSがこれだけの棟数を年間でこなせるのは、システマチックな方法を採用しているからです。当社の設計担当は、企画とお客様との打ち合わせ、プランの提案まで行っていますが、実施設計や確認申請は信頼のおける協力会社に依頼しているのです。しかしやはり、お客様が心からのぞむ狭小住宅を建てるには、私たちが担っているプランニングの部分が最も重要だと考えています。狭小住宅ならではのノウハウやアイデアを駆使してこそ、理想の住宅を実現できるからです。建ぺい容積を無駄なく活用するにはどうするか、高度斜線などの制限がある場合に、どのように解決してゆとりある間取りをつくり出すかなど、そういった難題に直面した時にBLISSの本領が発揮されます。天空率を利用した3階建ての作り方、居室を広く感じさせる採光のとり方、1階のFLの設定や調整など、数々の方法論を組み合わせてプランを提案し、契約まで至った時には大きな満足感で満たされます。この循環が仕事のやりがいに結び付いています。

非常に難しい仕事をしている自負もあります。それゆえ、BLISSで身に着けた経験や技術は、他のどこの建築会社でも間違いなく通用します。狭小住宅という小さな対象かもしれませんが、仕事の内容はトップレベル。自分自身もまた、より高いレベルの設計者として日々鍛えられているところです。