一戸建てにオススメの防犯対策!狙われやすい家の特徴をチェック
近ごろはニュースなどで、物騒な事件をよく目にするようになりました。一戸建て住宅は空き巣などに狙われやすいといわれているため、しっかりと対策をすることが大切です。一戸建て住宅が取り組むべき、防犯対策を紹介しますので、ぜひご検討ください。
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目次
犯罪者に狙われやすい家の特徴
空き巣や強盗は、マンションより戸建て住宅のほうが狙われやすいといわれています。「住まいる防犯110番」(警視庁)によると、令和5年の侵入窃盗の発生場所別認知件数は、一戸建て住宅が30.5%ともっとも高い結果となっています。
さらに、侵入強盗の発生場所別認知件数も、一戸建て住宅が20%、3階以下の共同住宅が8.7%、4階以上が8%です。このことから、一戸建てで暮らす人は、十分な注意が必要だとわかります。では、どのような家が犯罪者に狙われやすいのでしょうか。ここでは、犯罪者に狙われやすい家の特徴を解説します。
無施錠の窓やドアが多い
空き巣でもっとも被害が多いのは「無施錠」です。空き巣はカギをかけずに、5分間放置しただけで侵入するといわれています。したがって、ゴミ捨てなどで家を留守にする「ほんの数分」でも油断は禁物です。
カギをかけないまま出かける習慣がある人は、家族や自分の身を守るためにも施錠する癖を身につけましょう。玄関だけでなく、窓や勝手口にも施錠が必要です。空き巣は窓から侵入するケースが多く、窓の多い家は施錠が徹底されないことがあります。換気などで窓を開けたら、必ずカギを閉めるようにしましょう。
塀で周囲の視線が遮られる
空き巣はできるだけ人目につかないよう、死角の多い家を狙います。たとえば、敷地が高い塀で囲まれていたり、窓や玄関ドアの周辺に背の高い植木があったりすると、周囲に気づかれずに犯行を行えるのでターゲットにしやすいのです。さらに、同じ理由から「人どおりの少ない場所にある家」も狙われやすくなります。
生活パターンがわかりやすい
侵入窃盗のなかでもっとも多く発生するのは、住人の不在時を狙う空き巣です。空き巣は住人が留守の時間帯を狙って犯行に及ぶため、いつも同じ時間に家を空けている、夜遅くまで洗濯物が干しっぱなしなど、生活パターンがわかりやすい家が狙われやすくなります。
セキュリティ設備が乏しい
空き巣は犯行前に入念な下見を行います。このとき、セキュリティ設備が乏しい家は「侵入しやすそうな家」と思われ、空き巣に狙われやすくなります。たとえば、センサーライトや防犯カメラなどの防犯対策をしていない、窓を開けっ放しで外出している、設備が古い家は狙われるリスクが高くなるでしょう。
【場所別】一戸建て住宅におすすめの防犯対策
空き巣に狙われやすい家でも、しっかりと防犯対策をすることでリスクを低減できます。ここでは、一戸建て住宅におすすめの防犯対策を場所別で紹介します。手軽に始められる対策もあるので、まずはできることから始めてみましょう。
玄関・勝手口
玄関・勝手口におすすめの防犯対策には、次のものがあります。それぞれを詳しく解説します。
防犯性の高いカギの導入
玄関や勝手口などの出入口は、空き巣に狙われやすい場所のひとつです。古いカギはピッキングされたり、壊されたりするリスクが高いため、防犯性の高いカギに変更しましょう。たとえば、ディンプルキー、リモコンキーなどがあります。ほかにも、カギ穴を増やす、複雑な補助錠を取りつける方法も効果的です。
また、カギの閉め忘れを防止するには、スマートキーが有効です。スマートキーの多くは、オートロック機能を備えているため、カギを閉め忘れる心配がなくなります。
人感センサーライトの設置
人が近づくと自動で点灯する人感センサーライトは、ライトが光ることで人目を引く効果があります。そのため、空き巣はセンサーライトのある家を嫌います。また、タイマー式で点灯するものもあるため、留守中にタイマーを設定すれば留守が悟られにくくなって防犯に役立ちます。
ホームセキュリティの契約
防犯対策を強化したい場合は、セキュリティ会社と契約するのも有効な選択肢です。セキュリティ会社によって、24時間365日見守りサービスや、家族以外の侵入で警報音が鳴るなどの対応をしてくれます。ホームセキュリティの内容や料金は、会社によって異なるため比較検討をしてみましょう。
窓
窓は侵入されやすいポイントですから、しっかりとした対策が必要です。次のような対策をすることで、空き巣に狙われにくい家になります。
防犯ガラス・防犯フィルムの使用
窓の防犯対策として、防犯ガラスと防犯フィルムは外せません。防犯ガラスは普通のガラスに比べて割れにくく、侵入するのに時間がかかるため空き巣が嫌います。また、防犯フィルムも同様にガラスの破損を防ぎ、侵入しにくくする効果が期待できます。災害時には飛散防止効果を発揮するため、安全対策としても役立つでしょう。
補助錠やクレセント錠の強化
窓は非常に侵入されやすい場所です。また、窓のカギとして一般的なクレセント錠は、防犯性が低いことにも注意しましょう。そのため、補助錠を設置する、防犯性の高いクレセント錠に変更するなど、カギを強化して窓を開けにくくすることが重要です。
補助錠は上部に取りつけることで、カギを見つけにくくして防犯効果を高められます。さらに、窓の振動を感知してアラームが鳴る装置を設置すれば、二重対策となってより効果的です。
面格子を設置する
トイレやお風呂など、人目につきにくい場所にある窓には、面格子を設置しておくと安心です。頑丈な面格子は簡単に外れないため、高い防犯効果を期待できます。
しかし、何十年も放置していると、ネジが緩んでいたり、錆びて簡単に壊されたりして侵入されるケースもあります。面格子を設置するときは強い素材や形状のものを選び、定期的にメンテナンスを行いましょう。
なお、面格子があるからと安心して、窓を開けたまま家を留守にするのは大変危険です。外出時はすべての窓を閉めて、きちんと施錠しましょう。
庭・外周
家の庭や外周の防犯対策を見ていきましょう。家のなかへ侵入される前に、庭・外周で空き巣などを食い止められると安心です。
視界を遮らない塀・フェンス
塀やフェンスが高いと死角が多くなるため、犯罪者に狙われやすくなります。死角をつくらないために、塀やフェンスを低くすることが重要です。
しかし、塀やフェンスが低すぎると、簡単に乗り越えられてしまうおそれがあります。そのため、塀やフェンスを設置する際は、設置する高さと位置、形状に注意しましょう。
防犯砂利を敷く
家のまわりや庭先、駐車場などに砂利を敷いておくと、歩くときに音が出るため防犯対策として役立ちます。砂利にはさまざまな種類がありますが、「防犯砂利」と呼ばれる踏んだときに音が出やすいタイプがおすすめです。カラーバリエーションも多いので、家の外観や庭のイメージにあわせて選ぶとよいでしょう。
雑草をこまめに刈り取る
雑草が生い茂ったままの家は、「住人が留守にしている」、「高齢者が住んでいる」、「防犯意識が低い」などのイメージを与え、空き巣に狙われやすくなります。また、雑草や木々が生い茂っていると見通しが悪くなり、隠れる場所も増えるため、空き巣にとっては好都合です。日ごろから庭の手入れを心がけ、住宅環境に気を配っていることをアピールすることも大切です。
室内
防犯対策は室内にも施しておきましょう。隙のない対策が、被害から家を守ってくれるのです。室内にできる防犯対策には、次のものがあります。
タイマーつき照明で不在を隠す
空き巣は明るい場所を嫌うため、電気のついている家を積極的に狙うことはしません。そのため、「夜間や外出時でも電気をつけておく」のはもっとも身近ですぐに実践できる空き巣対策です。近年は、タイマーつき照明もあるため、長期で外出する際はタイマーを設置しておくと安心です。
室内カメラの設置
大型連休や年末年始など、家を長期間不在にすることもあるでしょう。そんなときは、室内カメラを設置しておくと安心です。室内カメラで人気があるのは、人感センサーが搭載されているタイプです。人の動きを検知するとスマートフォンに通知したり、録画したりする機能が備わっているため、異常があったらすぐに通報できます。また、スピーカーで話しかける機能もあるため、空き巣対策として役立つでしょう。
番犬を飼う
「住まいる防犯110番」(警視庁)によると、空き巣が犯行をあきらめる理由のひとつに「犬を飼っていた」というものがあります。つまり、番犬には一定の効果があるのです。
ただし、温厚で人に懐きやすい犬もいるため、必ず防犯対策になるとは一概にいえません。また、番犬として家へ迎えるのであれば、犬の持っている特性を活かしてしっかり訓練する必要もあるでしょう。番犬がいても被害に遭うことはあるため、家全体の防犯対策もしっかり行いましょう。
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